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2011年7月28日社会奉仕委員会 担当例会
社会奉仕委員長 小林強 
 地区の奥村職業奉仕委員長が、藤原正彦さんの新聞記事の話をしました。
 私は武士道精神からくる「惻隠の情」と聞いたことのない言葉を耳にし調べることにしました。
 武士道を調べた結果、武士階層のあいだに発達した道徳律で忠誠、犠牲、信義、廉恥、礼儀、潔白、質素、倹約、尚武、名誉、情愛などを重んじるとあります。惻隠は孟子の言葉で、いたわしく思うこと、あわれみ、とありました。新聞には惻隠は弱者、敗者への共感であり、卑怯を憎む心です。日本人は倫理、合理性、理性を非常に尊重しています。それに加えて惻隠や美意識が重要ですとありました。ロータリー精神に近いものと感じました。
佐藤千寿さんは、「ようこそロータリー」の著作者で、御子柴剛衛さんが当クラブがホストを務めたIMの講師として招いた方で、懇親会でWe serve、I serveの議論をした事を思い出しました。
 日本で2番目のガバナーである板坂孝氏は全国のロータリアンに拳拳服膺すべき3ヶ条を提唱したとあり、その一節が「ロータリアンたる者は徒に慈善事業に憂き身をやつすことなかれ」とあり、この項は読んだ事がありましたので、同じ様な事に興味を持つ人が居るものだと思いました。
ロータリーを理解する方法は、関心を持ち、疑問を持つ、自ら勉強することではないでしょうか。
 ロータリーの素晴らしさは、100年以上の歴史と世界の優れた経営者たちが創り上げた奉仕理念にあり、正しく理解し、ロータリーと人生はひとつと思える様になりたいものです。
さて、ロータリーの奉仕についてお浚いをします。
 奉仕の理想、The ideal of serviceは他人のことを思いやり他人のために尽くすことである云われております。源流セミナー」の中でシェルドンの奉仕とは、世に有用な職業に従事している人は全員、奉仕によって品物を作り、それを売っているのです。すべての従業員は、人に役立つものを作り、雇用主はそれを売っているのです。役に立つこととは奉仕の別名なのです。私たちが今まで使ってきた「奉仕」とはかなり異なった定義であり、世に有用な職業に従事して働く行動は、全て奉仕だと考えてもいいように思われます。Serviceの適切な邦訳を改めて考え直す必要があります。
ロータリーでは「奉仕の理想」について、いかなる場所においても、ロータリー・クラブは一つの基本理念-「奉仕の理想」を持っているそれは他人のことを思いやり、他人のために尽くすことである。
決議23-34は、第1条ロータリー哲学の定義、第2条ロータリー・クラブの役割、第3条RIの役割、第4条実践哲学の定義、第5条クラブ自治権、第6条社会奉仕活動実践の指針
となっております。決議23-34は単なる社会奉仕に対する指針ではなく、ロータリーの綱領に基づくすべての活動に対する指針であると同時に、ロータリーの奉仕理念を現す唯一のドキュメントでもあり、「この哲学は奉仕–「超我の奉仕」の哲学であり、「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」という実践倫理に基づくものである。」とロータリーの奉仕理念を定義しております。
さらに、「奉仕するものは行動しなければならない。ロータリアン個人もロータリー・クラブも、奉仕の理念を実践に移さなければならない。」と、ロータリー活動は理念の提唱だけではなく、実践活動が伴わなければならないことが明記されています。
超我の奉仕、Service above selfは、人道的奉仕活動のモットーで、奉仕の理念を団体で学ぶこと
 奉仕の実践を団体で示すこと、奉仕活動の実践を個人で行うこと、ロータリーの奉仕理念と実践を一般の人たちに受け入れてもらうこととなっており、ロータリーの奉仕理念の一つで、一般的に社会奉仕活動の標語として使われています。決議23-34によってThe ideal of serviceはService above selfである、即ちロータリーの奉仕理念は、超我の奉仕であると規定され、さらにOfficial directoryにおいて奉仕の理想とは他人のことを思いやり、他人のために役立とうとすることである。」と定義されています。
 この三段論法によって、現在のService above selfは他人のことを思いやり、他人のために奉仕するいわゆる社会奉仕や世界社会奉仕の活動を推奨するモットーだと考えることができます。
ロータリーの実践的倫理原則、He profit smost who serve sbestは、「最もよく奉仕する者最も多く報いられる」このモットーはシェルドンがロータリーのために考えついたフレーズではなく、ロータリーが創立さるより以前に、シェルドン・ビジネススクールで教えていたカリキュラムの一節であり、それをロータリーが借用していたに過ぎないことがわかりました。
この経緯を考えても、社会奉仕の理念ではないことが解ります。ビジネス・スクールで奉仕活動を教えることはないからです。しかし、このprofitsを利益ではなく人格とか品性に置き換えれば、人の為に尽くせば仁徳が備わるとも解釈できます。
本日の本題に入ります。
 23-34と92-286の冒頭には、社会奉仕とは、ロータリアンひとりひとりの個人生活、事業生活、社会生活に「奉仕の理想」を適用することを奨励、育成することである。23-34では、奉仕の理想の適用を実行することについては、多くのクラブが会員による奉仕にその機会を与えるものとして、さまざまな社会奉仕活動を済めてきている。92-286では、この奉仕の理想の適用を実践する中で、各ロータリー・クラブはさまざまな社会奉仕活動を開発し、会員に奉仕の多大なる機会を与えてきた。
これによれば、クラブは、ロータリアンに奉仕活動を促す手本を示さなければならないとなっています。同じく地域住民に行動を促す事業を行うべきと云うことでもあります。
 私たちは、会員のことや地域住民が取組可能かどうかを検討したと云う記憶は余りありません。
 もしその方法がロータリーの目指す処だとすれば、クラブで手本を示し、会員や地域の人たちが一斉に活動を開始することになります。結果は大きな活動となり、大きな効果も得られる筈です。
 これが、皆さんに問いかけたい本日のテーマです。クラブの都合で自由に事業を決めて良いか、誰もが取り組める内容にするか、考えをお聞きします。

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